今朝も快晴でした。一日を通してよく雨が降りますが、朝は快晴の日が多いようです。
学校への通学にはもう慣れたようですね。
バスの乗り違いなどのトラブルはなくなりました。
昨日の出来事について報告をしています↓
City Centerへ買い物に出かけたり、プールや海に行ったりと楽しい休日を過ごしたようです。
週が変わったので、入口近くのボード予定表も更新されました↓
毎日の午後のアクティビティはここで確認することができます。
私たちが先週CESのプログラムをスタートしたように、本日からスタートの団体が
たくさん来ていました。授業に新しいクラスメイトが増えるかもしれませんね。
イエローシャツのスタッフがクラス分けテストの採点をしています↓
みなさんが先週受けたテストもこのようにしてレベル分けされていたのですね。
さて、1時間目の授業を終えて、休憩時間の様子です。
クラスのメンバーが若干変わっていたクラスもあったようで、他国の生徒も
自分のレベルに合わせてクラスを移動しているのだと思いました。
ペニーズで購入したおそろいのサングラス、お似合いですね↑
15分の休憩をはさみ、11時15分から2時間目のスタートです。
90分間の授業にもそろそろ慣れてきた頃でしょう。
午後からはKilmainham Gaol(キルメイナム刑務所)の見学に出かけました。
場所はCity Centerの近くで、今日も公共のバスを利用しての移動です。
予約されていた時間よりも早く到着したため、すぐそばの現代美術館へ立ち寄りました。
奥にはチャペルがあり、このような美しいステンドグラスに出会うことができました!
感動のあまり、しばらく見とれてしまいました。
座って色とりどりのステンドグラスを眺めていたら、あっという間に予定していた時刻になりました。
いよいよ、革命の闘士たちゆかりの場所、キルメイナム刑務所へ入場です。
とても人気の観光スポットで入口は入場を待つ人で長蛇の列でした。
まず地下のホールへ案内され、ガイドの方に映像を用いて施設の説明をしていただきました。
写真が少し暗いですが、施設の方が丁寧にゆっくりと英語で説明をしてくださっています。
専門的な用語が多く、当時の歴史的背景を理解していないと難しい話もありましたが、
さてみなさんはどこまで聞き取れたでしょうか。
この刑務所は、イギリスからの独立のために立ち上がった数多くのアイルランド人を収容していた場所として知られており、民族運動の記念碑的存在といえます。
施設の方のお話の中心は、やはり1916年に起きたイースター蜂起についてでした。
彼ら14人の革命の闘士たちは、アイルランド人にとっては英雄である、と語ってくれました。
処刑される2時間前に刑務所内で結婚式を挙げたジョセフ・プランケットとその妻の逸話は、みなさんも理解できていたように思います。
当初、刑務所と言えば1つの暗い部屋の中に男女問わず密集して収容されている状態でしたが、
新しく造られた刑務所はこれまでのものとは異なり、3つのSに基づいていました。
Separataion(囚人1人につき1つの部屋)
Silence(囚人同士話をすることは許されない)
Supervision(監視しやすい構造)
建物の内部には円を描くように多くの個室があり、中央の階段や通路からはすべての個室を監視することができます。また、床は構造上足音が響かないようになっているため、囚人は監視がどこにいるのか足音で探ることができません。
運動をするときにも話すことは許されず、沈黙を保ったままグラウンドを走ってまわったとのこと。
囚人の中には有名な政治家もおり、彼らは特別な扱いを受けました。牢獄も他の囚人とは別の広い部屋が準備され、実際の部屋に訪問してきた婦人と会話する場面が描かれていました。
ある囚人の部屋です。
ドアにのぞき穴がついていますが・・・。
のぞいてみると、マリアさまのような壁画がほどこされています。
地下の部屋へと下りていきました。
とても暗く、ほこりっぽく、ひんやりとしています。
冬場はとても冷えたそうですが、ここの囚人たちは2週間に1本のキャンドルしか与えられず、暗い中をおなかをすかせて過ごしていたといいます。
おなかを満たすほどの食事や暖をとるものはもちろんありません。
胸が痛んだのは、5歳や6歳の少年たちもここへ投獄されていたという事実です。
ある幼い少女は乗り物に乗ったときに切符をもっておらず、運賃として十分なお金を所持していなかったというだけでここへ入れられました。
そのほかにも、今のアイルランドに至るまでの歴史には
厳しい過去があったことを私たちは学ばなければなりません。
最後に外へ出て、実際の処刑場のあったところへ行ってみます。
雨が降り始めていました。
処刑された彼らについて説明をしてくださっています。
イースター蜂起に関わった主要な人物(この場で処刑された)数人の名前は、「ピアース駅」や「コノリー駅」といったダブリンの駅名として残り、今も市民たちに偲ばれています。
黒い十字架のたてられている場所が、処刑されたところを指しています。
雨が降りかなり冷えてきましたが、生徒のみなさんは真剣な表情でお話に耳を傾けます。
感受性の豊かな生徒たちです。
暗く空気の悪い地下に長くいたこともあって、気分が悪くなった人もいました。
冷たい風にあたってすぐによくなりましたが、残酷な話も歴史上実際にここで起きた出来事。それぞれが重く心に受け止めたようでした。
冒頭にも書きましたように、ここは数ヶ月前から予約を入れなければならないほどの人気の場所です。アイルランドにおける重要な意味をもつ場所であることは間違いありません。
英語が理解できなかった部分もあったかと思います。
日本に帰国してからさらに調べ、考えを深めることも大事なことです。
ぜひレポートに活かしてほしいと思います。
保護者のみなさま、お子様は全員元気に学んでおります。
「白ご飯がたべたい」
「お風呂に浸かりたい」
「日本に帰りたい」
と若干のホームシックも申しておりますが、日々こちらでしか学び得ないことを
五感すべてを使って吸収しているところです。
残りの2週間、無事に研修が進みますよう、お祈りをお願いいたします。
今日はバスの乗り継ぎ地点(市街地)で解散です。
元気のある人は、イヴニング・アクティビティのボウリングに参加してきてもいいですよ、と伝えてありますが、何名くらい参加したでしょうか。
今日は少し暗い写真が多くなってしまいましたので、
最後に、有名な公園セント・スティーブンス・グリーンの入り口と
街中のいたるところにある移動式のお花屋さんの写真を。
やはりどこを切り取ってもおしゃれで美しい街です。